ホーム > UPC偏心測定ゲージングシステム > 偏心測定ゲージとは
米国カリフォルニア州サンタアナのユニバーサルパンチ(UPC)社の特許、
米国特許番号 #4,679,33000
日本特許番号 H-T97002
による3点保持ローラーにより測定するワークの基準面をはさみ、これを回転させて基準面に対する振れ、同心度、直角度、円筒度等を迅速且つ高精度で測定出来るように設計・製作された測定器です。
通常なら測定器と表現されるべき所ですが高価格な測定器ではなく製造現場でも簡単に使用できるゲージ(基準測定器)タイプの器具であることを強調しています。
英文ではCONCENTRICITY GAGE(同心度ゲージ)と表現されておりますが、日本では一般に同心測定とはいわず偏心測定と言われておりますので、日本語訳では偏心測定ゲージとしております。
円形に加工された基準面(control surface)を有するワーク、でこの基準面径が2mm〜100mm程度であること(2mm以下もゼロ径ローラーの使用により可能)、基準面の長さが3点ローラーではさむ十分な長さがあること、基準面の硬度が十分あり3点ローラーで挟んでも変形しない事等の条件が満たされれば、各種取り揃えられていますゲージモデル及びオプショナルアクセサリーにより、高精度の測定が保証されます。
標準タイプの偏心測定ゲージの測定制度は2.5〜4ミクロン、精密タイプの測定制度は1.8ミクロン以下となっています。